【日本活断層学会賞を受賞】熊本地震の教訓を未来へ

【日本活断層学会賞を受賞】熊本地震の教訓を未来へ

熊本地震で大きな被害を受けた益城町平田地区を拠点に活動する「熊本地震・平田震災遺構保存会」が、日本活断層学会賞を受賞しました。この受賞は、地域住民が主体となって震災遺構の保存と活用に取り組む点が高く評価されたもので、地域団体としては初の快挙です。

 

益震災遺構を次世代へ伝えるため、地元住民有志により2021年に設立された「熊本地震・平田震災遺構保存会」は、地域の遺構を巡るガイドツアーを提供し、訪問者に地震当時の状況を伝えています。また、草刈りやパンフレット製作といった保全活動にも積極的に取り組んでおり、これまでに全国から約1300人を受け入れてきました。

 

震災遺構がほぼ当時のまま保存されていることが学術的にも防災教育の場としても非常に貴重です。地域住民による保存活動は、今後の震災遺構活用のモデルとなるとして高く評価されて今回の受賞につながりました。

 

今後も地震の教訓を次世代に伝え、防災・減災に役立てていきたいと考えています。

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「震災遺構」を詳しく知りたい方へ

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