②断層によって引き裂かれた福島の滝桜

根元を裂かれた被災サクラ

 

復興を見守る「滝桜」

東日本大震災の前年に福島県三春町から譲り受けた「滝桜」。枯死の危機を乗り越え、町の復興を重ね合わせて勇気をもらっています。

福島県三春町の三春滝桜は日本三大桜の1つ。その滝桜の苗100本を地域の住民が譲り受けました。桜はすくすくと成長しましたが、熊本地震で根元は向こうが見えるほど縦に大きく裂けて被災しまいました。

地震から2年後、枯死の危機を乗り越え桜はまばらに咲き始めました。住民にとって復興を見守る桜は地域の東日本大震災の津波に耐えた「奇跡の一本松」のような存在です。

自然の脅威を忘れない場所として、後世に地震の記憶と共に語り継いでいきたいと考えています。

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